About us

協会とは(理念、事業内容)

一般社団法人プラスアロマ協会(IAPA)は、天然精油でQOL*を上げるという理念のもと、2013年に設立されました。私たちは3つのテーマに基づき活動しています。
*Quality of life 人生/生活の質

【育成】「アロマ調香デザイン®学」に基づいた人材育成

クライアントニーズや空間に合わせて、プロとして最適な香りの提案ができるようになる「アロマ調香デザイン®」(IAPAオリジナルメソッド)を学ぶスクール事業を行っています。

【研究】専門家や関連団体と協業した香りの調査研究

全国の企業や学校、各分野の専門家と連携して、精油のさまざまな使用法について調べています。アロマが持つ可能性を広げるための取り組みです。

【地域】日本全国の蒸留所や産地と連携した素材提供

クロモジや檜などの産地に足を運び、厳選した天然素材でレッスンを実施しています。また、精油についての理解を深めるため、現地の蒸留見学ツアーなども開催しています。

協会の概要

正式名称
一般社団法人プラスアロマ協会
2013年7月28日
東京都渋谷区千駄ヶ谷3丁目3-8
代表理事 : 齋藤智子 / 理事 : 関根加奈
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「アロマ調香デザイン®学」とは

アロマ調香デザイン®は、協会創設者の齋藤智子が、20年以上かけ6,000種以上の調香を手がける中で生み出した、天然精油で目的やニーズに合わせた香りをデザインするオリジナルメソッドです。そのメソッドを、誰もが調香のプロを目指せるカリキュラムとしてまとめたのが「アロマ調香デザイン®学」です。イタリアで60万人の心を動かした齋藤の代表作「ミラノで最も美しい空気」(Milano design award best technology賞)のような空間演出 から、1on1のセッションで完成させるパーソナルアロマ調香「ESSENTIA」まで、さまざまなシーンで香りの演出をする方法を学ぶことができます。

【特徴1】150種類を超える圧倒的な香り体験

精油の嗅ぎ分けと言語化はアロマ調香デザインの基本です。受講生はアロマ調香デザイナーになるまでに150種類以上の天然精油の嗅ぎ分けを行います。実際に多くの香りに触れることで、調香の経験がない方でも短期間でブレンドのコツをつかむことができます。

【特徴2】資格で終わらない実践的なレッスン

IAPAが目指すのは、本当に使える資格です。①十数回のブレンド実技と第一線で活躍する講師からのフィードバック※、②修了後すぐに運営が可能なオリジナルプログラム(「アロマ調香Lab」/パーソナルアロマ調香「ESSENTIA」)の提供や、講座を開講できる認定インストラクター制度などを設けています。
※アロマ調香デザイナーになるまでの実技回数

【特徴3】今の仕事や得意分野にアロマをいかす

「担当しているマーケティングの仕事に香りの知識をいかしたい」「ファッション×アロマで差別化したサービスを立ち上げたい」など、さまざまな分野に“プラスアロマ”するための具体的な手法(ヒアリング、企画方法、予算組みなど)を、実例を交えてお伝えします。

代表理事からのメッセージ

私にとって欠かせない、アロマのある毎日。
その原点となる香りの記憶は2つあります。 ひとつは京都での香りの記憶。御所からほど近いお寺に囲まれた築90年ほどの古い町家。京都=夏の暑さ、鳩の鳴き声、そして家の中にある古い柱や階段の軋む音や手触りと、お仏壇にあるお線香の香り。 リアルな情景として心に残っています。 もうひとつは、初めてアロマのお店で嗅いだベルガモット精油の香り。ほんのり苦味のあるグリーン調の爽やかな香りを嗅いだ瞬間「なんでこんなにいい感じ、になるのだろう?」そう強く思いました。その当時、仕事を抱えながら何者でもない!となんとなく焦っていた私の気持ちをふわりとほぐしてくれた香りです。これが私のアロマの出発点です。

メソポタミア・古代エジプト文明の時代から「香り」は特別な存在として、神と人をつなげ、癒してきました。日本書紀には「595年春、淡路島に沈水香木(沈香=お香の原料)が流れ着いた」、という記述があります。 そこからはじまり、今日で実験・臨床研究により、アロマセラピーが心身の両方に働きかけるのは、精油の芳香成分が嗅覚から取り込まれ、本能・記憶を司るとされる大脳辺縁系、下垂体に直接情報を送るためだと解明されてきました。 私たちは、この太古の昔から使い伝えられてきた自然療法であるアロマの持つ素晴しい香りと、多様な力をさらに掘り下げ、健康的に美しく「生きる」ひとつの知恵として、幅広い世代の皆様に安心してお使いいただけるようご提案してまいります。

どんな便利な世の中になっても、五感の記憶は「揺らがない心の根っこ」として私たちの心と身体に寄り添ってくれるはずです。

代表理事 齋藤智子

アロマ調香デザイナー®︎
京都で10代続く家に生まれ、一般企業を経た後、幼い頃から親しんできた白檀の香りに魅かれて調香の世界へ。
15年間で創作した香りは6,000種以上。代表作「TRANSITIONS」〜ミラノで最も美しい空気〜(Milano design award best technology賞)はミラノサローネで60万人の心を動かした。
国内外で企業やブランドのアロマ空間演出を手がけるほか、美術館の創香などアート分野の企画も多い。
近年は、化粧品開発における香りプロデュースや、日本各地の農家や蒸留所との連携、マーケティング分野の研究など香りの可能性を広げる活動も行う。
日本の樹々の香りを最大限に活かした調香は他者に類を見ず、多くの世代に新しい香りの価値を伝えている。

著書『アロマ調香デザインの教科書』(BABジャパン出版)